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2010~2012プロアドベンチャーレースチームTeam EASTWINDメンバー(トレーニング生)として活動、2012年9月選手引退。 アウトドアライフ・スポーツの様々な楽しみ方、大会・イベント情報、和木香織利の私生活(IN&OUTDOOR)日記。2013年6月11日、第一子の女の子を出産し新たな人生のステージが始まりました。
Ex-Adventure Racer of Team EASTWIND(2010-2012), officially retired as a racer in September 2012. Introducing ways to enjoy outdoor activities, race and event information, and my private indoor&outdoor daily life.

2011年7月20日水曜日

おんたけウルトラトレイル参戦記①


7月17日零時にスタートした「おんたけウルトラトレイル100km」。(正確には98km)
人生初の100kmランニングへの挑戦が始まりました。

まさか自分がウルトラに挑戦するなんて思ってもみませんでした。
・・・って、まさか本当にイーストウインドのメンバーになって世界のアドベンチャーレースに挑むことになるとも思ってもみなかったのですが・・・


16日の午後2時に会場入り。
パワースポーツブースで販売のお手伝いしながら受付に来る選手たちと談話したり、今回は特に選手全員に配られていたOSJのフリーペーパーに掲載されたパタゴニア・エクスペディションレースの記事のお陰で、多くの方から声を掛けて頂きました。




「テレビ見ました!」とか「もしかして、アドベンチャーレースの・・・!?」と。
こうやって声を掛けて頂けるのがとてもとても嬉しいです!皆様本当にありがとうございます!

そしてWanpaku Dreamの募金箱もしっかり設置!
声を掛けた皆様に募金して頂きました☆ ありがとうございまーーす!




受付終了したのが18時、宿に戻り急ぎめにお風呂に入り、食事してレース準備。
今回はハイドレーションに麦茶を1.5liter、補給食のピーナッツバターサンドウィッチを作る。
これでもかっ!ってくらいの量のピーナッツバター(笑)

スタートは午前零時なので、1分でも早く準備を済ませて仮眠が取りたかった。
20時、ようやく布団に入って22時にアラームをセット。宿の出発は22:45。
気持ちがかなり高ぶっていて、胃も痛く眠れる気がしなかったので、精神安定の効果もある睡眠薬を投入。。

最近恐らくストレスで胃が痛く、激しい頭痛があったりしたのが続いた。
緊張状態の気持ちがあると、胸のあたりがぎゅ~っと苦しくなるような感覚によくなるけど、それが解決されず続いていて吐き気となり・・・ で、王滝に向けて移動中の車の中で気が付いた。

ぎゅ~っと苦しくなっているところは、パタゴニアでヒビを入れたところドンピシャだった。
王滝に向かう道中、寝ていたらプチ呼吸困難になりかけて目が覚めそれが2~3回続いた。
すっかり完治していたと思っていたのに。。 人間の体ってほんと不思議だ。トラウマなのかな。

・・・そんな心配事もあり、結局スタート前は一睡もできずでした。

公民館で第2関門(65km地点)行きの荷物と、ゴール地点行きの荷物を預けた。
第2関門に入れたものはサンバイザー、サングラス、後半の補給食、ストック。

今回ストックを利用するか悩んだ。
自分の足だけで走ってみたい、という気持ちもあったので・・・
それに・・・ ストックって邪道? という後ろめたい気持ち。

結果、第2関門に置いておいて本当良かった!! 笑

スタート会場で早めにトイレを済ませて、小中学校の校庭の端っこで横になりしばしリラックスを試みた。そういえばクラッチはどこかな~、とプラプラ歩き周ってみたが見つからず。

スタートの位置は真ん中より少し前くらい。特に気にしていなかったけど、後ろすぎると走りだせるまでに時間がかかるのでなるべく前のほうへ。
深夜零時、スタートの号砲が鳴った。

気温は23~25度ぐらいに感じた。
夜中でもこんだけの気温だから昼間なんて大変なことになるだろうな・・・。

前半は押えつつも、でも多少攻めないと良い記録は出せないので、無理しすぎず気持ちの良いペースより抑え気味な意識で最初の舗装路5kmを走る。

林道に入り緩い登り永遠と続く。一定のペースで心拍数を上げず走り続ける。
正直言って前半はあまりに気持ちも頭も体もぐちゃぐちゃな状態で、あまり良く覚えていないんですが・・ 間もなく胃が気持ち悪く、いきなり食べ物が喉を通らなくなった。そして腹痛。
動いているのに身体が冷えている感じがした。

まぁまだスタートしたばかりだし、食べなくてもいいか・・
と思いながらも時間は過ぎていった。食べないと動けなくなる。
そして激しい睡魔にやられてフラフラな状態。フラットなのに歩きながら進む。
気持ち悪い、フラフラする、意識朦朧。

25km過ぎ、止まって休むべきか考え悩む。しばらく歩いて走り始めたら、右のチョウケイ靭帯が走れないほど痛んだ。これはまずい。
とりあえず歩いて・・・我慢すれば多分大丈夫、と自分に言い聞かせながら進むが頭から血の気が引く感じがしたのでこれは本当にマズイ、と思い「とりあえず10分だけでも休もう・・・」
と、道の脇に座り込んで項垂れた。

休憩したら少し元気を取り戻してようやく補給する決意。もっと早く補給しておけばこんなことにならなかったのかもしれないが、頭が回っていないときって本当に何もできなくなる。
持っていた痛み止め2錠のうち、1錠を飲む。
そして一発目のVespa Hyper+Medalistのコンビネーションに、更にカーボショッツ(カフェイン入り)+「塩サプリ」をガツンと投入。

→復活!!

眠気も覚めて痛みも取れて、普通に走れるようになった。
「やっぱり補給だな!(←今更ながら)」と、それからはガンガン補給をした。

第一関門を4時間44分49秒で通過。
第一関門手前でちょうどハイドレーションの中身が空になっていた。
少しだけ辺りが明るくなってきていた。
ハイドレーションに水を一杯にリフィル。
エイドのバナナを1個口に詰め込み、1個は手に持ちエイドを後にした。そして持っていたピーナッツバターサンドウィッチを一個投入。
エイドの滞在は2分以内に収まった。

今回のレース、初参加だったので明確な目標をあまり持たずに参加していた。
とりあえず走ってみて、100km走れるのか試してみたかったという力試しのつもりだった。
復活してから「もしかして14時間以内に完走できるかな」と思い始め、そのためにはどうしても50kmを7時間以内(後半失速を考えると6時間半ぐらいで・・)に収めたかった。第一関門から50km地点までは下りとフラットな道なので、ちょっと頑張ってみようと決意。

50km地点を6時間51分で通過。う~ん・・ 厳しいけど・・
けど、前半あれだけ最悪な体調だったのに50kmを7時間以内に収めることが出来たので、後半は無事に行ければもうちょっと速く行けるのではと思い始めた。

②に続く。

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